二重人格少女

□夜の海
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ある、静かな夜に大きな船が海の上で宴を開いていた。



白「グラララ!!綺麗な夜だn」


ゴンッ≠ニ痛そうな音がし、船全体が大きく揺れた。




何だ何だ?と船員達はその大きな音がした所を見ている。



マルコもその一人だ。



マ「何事だよぃ…(汗)」


白「マルコ、すまねぇが少し飛んで船の回りを見てきてくれ。」


マ「了解」


マルコは不死鳥の姿に変わると、船の回りを飛び始めた。



【いった〜!!頭売った!!】


『頭打った≠ネ。漢字くらいちゃんと変換すれよ。』


【うぅ〜……】



マルコは思った。



此奴絶対頭可笑しい…≠ニ。



マ「おい、そこで何してるんだよぃ…」


声をかけると、バッと彩花はマルコの方に向いた。


【ごめんなさい!!船に突進してしまいました!!】



ペコペコと頭を下げる彩花。


マ「…今の揺れって…お前の仕業かよぃ…(汗)」


【すみません…(シュン】


マ「よいよい…。謝るのは親父に言ってくれよぃ…」



【了解しました!!】


『ったく。この石頭が…ハァ…』


【(うるさいよ、アヤカ)】



端から見たら、彩花一人でニコニコしながら何かを呟いている感じだ。



マ「……1回上がってこい」


【了解。人間化=z





彩花はハーフパンツにキャミソールというラフな格好で船の上に上がってきた。



白「グラララ、マルコ、このお嬢ちゃんは?」



【すみません、私、さっきこの船に突進してしまった水野彩花って言います!!(汗)】



白「さっきの揺れはお嬢ちゃんがやったのか。グラララ!!面白いお嬢ちゃんだな!!」



サ「石頭だな!!(笑)」



【すみませんでした!!(汗)】



エ「てか、お前って敵なのか?」



【(アヤカ、変わって。)】


『(了解)』


フッと、彩花は一瞬服をふらついた。



エ「お、おい、大丈夫かよ!?」


すると、先程まで紫色と水色のオッドアイだった眼がいきなり金色一色に変わった。



『ハァ…多分、敵じゃないと思う。けど、一応旅して、人も数え切れないほど殺してるから見方によっては敵だな。』



ハ「てか、さっきと全然眼の色とかが違うんだけど…(汗)」



『それは…の、能力を使ったからだよ!!(汗)』



一生懸命彩花になりきろうとしているアヤカ。



サ「ふーん…でも、どっちも可愛いなぁ♡」



『(キモい。彩花、今すぐ戻れ)……ありがとう(ニコッ)ほら、能力ってこの通り♪』


アヤカ→彩花に変わった。



【ふふ、凄いでしょ♪(ニコッ】


ビ「凄いな。そういえば、彩花だったか?どうやって此処まで来たんだい?」



【泳いで?】



『(流されての間違いだろ)』


鋭い突っ込みをするアヤカ。



マ「まあ…何となく理解できるよぃ。」


白「グラララ!!お嬢ちゃん、ただ者じゃないな!!」


【分かっちゃいました?私、人魚なんですよ〜(ニコッ】


『(……普通にバラすなよ…(汗)悪い奴等だったらどうするんだよ…(汗))』



アヤカが思うことが正論である。


彩花は一度ピーターマンに捕まって売られそうになったことがあるからだ。


 
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