<リクエスト置き場>
□ぱっちさんへ
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最近調子乗ってね?とある女性に目をつけられたことがきっかけ。人間誰しも嫌悪感は抱くもの。だけど、その嫌悪感をフルに爆発させる奴は大嫌い。
単刀直入に言うと、女は男を使って私の身も心もぐちゃぐちゃにしようというこんたんで私を呼んだのだ。
誰にも見つからないような路地裏に引きずられ、動けないように一人の男が私をおさえつける。
‥‥嫌だよ。泣きたくない。泣いたらこいつらはもっと喜ぶもの。
女はじっと私をみてにやにや笑う。
「まじでこいつ男遊び激しいからね。よく男の家に入り込んでさ」
「へえーじゃあ本当はこういうことも好きなんだ」
ビリっといとも簡単に背側の服裾が破ける。一気に熱くなる目元。嫌だ。嫌だ。泣きたくない。
「松野‥‥なんだっけ。とにかくそいつの家に毎日よってんの。どうせ毎日そいつとやってんでしょ?」
「はは、じゃあお前がこの子からその松野って奴寝取ってやれよ」
「あーそれもいいかも。今から行こっかな?」
今までただ泣くのを我慢していただけだった。なのに、女の言葉が耳に入った瞬間、私の中の何かが、ぶちん、と切れた。
「最低!あんたみたいな女に絶対皆を会わせないっ!」
「皆って‥‥もしかして兄弟とかいんの?うける!何股かけてんの」
「私のことなら好きにしたらいいじゃない!だから二度とその名前は口にしないで!!汚さないで!」
女も女で、怒りが至上を達したのだろう。顔を赤らめながら、男たちに指示をまわす。乱暴に髪を引っ張り、身体を引きずる。
ずっと我慢していた涙が、一筋頬を伝った。
「へえー結構やってくれてるじゃん」
その声は唐突にふってくる。