07-GHOST

□はい、こんにちわ(白目)
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わー黒光りのでっかい球が空中に浮いてるーすごーい。あそこって新しい運動場だったりするのかなー。あっはっは。ずいぶん金かけてるなぁ。あ、もしかしたらオリンピック会場かもしれないな。うんうん、楽しみだなーはは







・・・いい加減、現実逃避はやめるか。
今、俺は寂れて無人の教会にいる。入口の段差に座って夜空を眺めているが、頭が混乱していて星が綺麗だとか、そんな情報は全く入ってこない。

学校で授業中に寝ていたら、この教会の前で起きた。当初は吃驚したが、騒いでいても何も変わらないので、今は諦めた。



それにしても、


「さっむい!!」

俺の格好は半袖のシャツの上にカーディガンで、制服のズボン。凍死しそうなほど寒い。足と手が凍りそう。


・・・?冷たい?

「おい、まじかよ・・・」


頬に当たった、冷たい何かは雪だった。たたでさえ寒いのに、さらに寒くなるなるなんて、どんだけ運ないんだよ。

授業中に寝てた罰かな?
でも古典の授業の先生、自分の教え子の武勇伝とか永遠話してて、なんの得にもならないし。うん、寝ていいはずだ。


つーか、これからどうすっかな。明らか此処は俺の元いた世界じゃないしな。第一、あんな変な建造物なんてあったら、ニュースになってるだろ、普通。


やっぱり、此処って・・・


?1「此処で何をしている」

「あー」


うっわ、嫌な予感


?2「おい、こいつはどうする」

?1「こいつも連れてくか?こんな寒空の下で此処に座っていたんだ。どうせ、帰る場所だってねぇだろ」

?2「そうだな。脳のない奴は落ちていくだけだしな、あそこは。

おい、さっさと歩け」

「え」


俺は2人の男達に両腕を掴まれ、半ば引き摺られるように連行された。あの黒いでっかい球の中へ。




うわ、人生詰んだわ。

さようなら16歳までの俺。

こんにちは、地獄の日々。


この日を堺に、俺の残りの人生が大きく変わったのは紛れもない事実だろう。


「つか、どこいくの?」

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