NARUTO

□トリップ5
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「ぃや、いや・・・

いやだあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

「黙れ。おい、この女の口を塞いでおけ」

男は部下に命令した。間もなく私の口に猿轡のような球形の何かが付いたベルトが装着された。声はくぐもって何を言っているか分からない。

「(何で、こうなったんだっけ・・・)」

私は暗闇の中でこうなった経緯を思い出していた。








あれから何日経ったのか・・・
私の身体はボロボロになっていた。
爪は全て剥がされた。
手足の骨は治癒が不可能に近いほど壊された。
両肩の関節を外された。
肋骨も4.5本いってる。
右目も抉り出された。

正直、生命活動が行えているのが不思議な程だった。

今日はひとまず終わった。
拷問は休み無く続けられるが、昼休憩や睡眠などはちゃんと摂るようで、気休め程度の休憩はある。その間も痛みを通り越した激痛は身体を支配し続けていますが。頭が重い。視界を覆っている布は私の涙と汗と血で水気を含んで不快だ。

今はイビキさん達は睡眠と摂っている。私も少し寝よう。起きているとマイナスな事しか考えられない。片目しかない目を閉じた。少しでも身体を休めたかった。







ガチャン

そんな硬い音で目が覚めた。また拷問が始まるのか・・・
そんな諦めにも似た感情が湧き上がってきたが、いくら言っても信じてもらえない絶望はもう味わいたくない。甘んじて受けようと思った。

だがどうも様子がおかしい・・・
足音を聞く限り2人組のようだが入ってきてから既に数分経っているはずなのに、一言も言葉を発しないのはおかしい。イビキさんなら時間の無駄だ、とか言いながら直ぐに始めるのに。

言い知れない恐怖が襲ってきた。

「い、イビ・・キ・・・さん・・・?ッふぐ」

「黙っていろ」

口を手で塞がれた。
イビキさんじゃない。誰なの!!?
私は手を振りほどこうと必死に頭を振ったが、かなり衰弱している私の力なんてたかが知れていた。忍者で大人の男に力でかなうはずがなかった。

「へへっ、怖いか?直ぐに楽にしてやるよ」

「イビキさんも拷問がぬるいよな。ただ痛めつけるだけじゃ足りねーよ。こうやって・・・」

男の声が不自然に途切れた。
私はまわらない頭である答えにたどり着いてしまった。最悪の拷問方法。女にとって最悪最低の・・・

性的拷問。

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