師匠的な?
□再会
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注:今回話の都合上創作鬼でます。でっち上げ十二鬼月です。
「よぉ、善逸
元気にしてたか?」
「うげっ」
「うげっとはなんだ…
一応上官だぞ俺」
街中をぶらりと歩いているとたんぽぽのようにふわりとした金色の髪が目に止まる。
足音を殺し背後に忍び寄った。
「はぁ…宇髄さん
今日はどうしたんですか」
「なんもねぇよ
お前の派手な髪が見えたからからかってやろうかと……
今日も派手だなぁ」
ぐわっしぐわっしと頭を掻き混ぜる。
「ちょっ…!!
やめてくださいよ!!!
もう!!!」
強引に撫でる宇髄の手を払い除ける。
「お前任務は?」
団子屋やら洋菓子店やらを冷やかしながら歩く善逸の後ろを宇髄がついてくる。
用がないならさっさと帰ってくださいよ!と言ったがお構い無しについてくる。
「今日はないので禰豆子ちゃんに何かお土産買って帰ろうかなと……」
「へぇ…それだったら簪とか口紅とか……」
「…そういうのはちょっと……
…あと、炭治郎が許してくれない…………」
顔をほんのり赤らめさせて躊躇うも炭治郎の禰豆子セコムに引っかかりそうだと残念そうに呟いた。
「竈門かぁ…」
ちょっと考え込んで、やっぱ花とかしか許して貰えそうにねぇなと宇髄。
「することねぇんだったらなんか飯食いに行かねぇ?
奢ってやるよ」
「え?」
「なんでもいいぞ…すき焼きでもうなぎでも…」
「じゃあうなぎで
前この街に来た時にいいなと思ってた店があるんですよ
こっちです」
善逸は目当ての店へ足早に向かう。
宇髄は大きくため息をついては財布の中身を確認するのだった。