人生は試験だ
□鴆編
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どうも昨日から少し身体が重いな〜とは思っていたが、まさか風邪をひくとは…
…油断したな春って朝と夜で気温全然違うし、日によっても温度差凄いからさ…ちょっと昨日着てたの半袖だったからしくったなぁって…
そんなことを考えながらリクヤは寝返りを打つ。
そんなこんなで今日はリクヤが風邪を引いたこともあってか、鴆が本家に訪れていた。
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「お帰りなさいませリクト様」
「おう」
「今日は何時もよりお早いお帰りのようですが…」
「…サボり」
サボってきた理由としては…リクヤが休んでいて寂しかった、暇だったという事だ。
「そんなんじゃリクオに怒られるぞ」
いつの間にか横にいた鯉伴に言われリクトは少し驚いたがハッとする。
「…やばいな」
暫く頭を抱えるがまぁいいかとリクトは開き直る。
「て言うか父さんは怒らないのかよ…」
「俺もよく鴉天狗の勉強サボって遊んでたし別にいいんじゃねぇか?」
「…」
「そう言えば鴆が来てたぞ、後で顔出しに行け」
「え…鴆が?あ〜リクヤを看にきたのか…納得」
この後はリクヤに会いに行こうと考えていた時グットタイミングで鯉伴が去り際にそう言ってきた。