人生は試験だ
□生徒会選挙編
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「あー疲れた!!
随分長く語ってたね〜清継くん」
「だねー日が長い季節でよかったね〜」
本当ワカメには参るよ。
最近日が長いことをいい事に遅くまでワカメの四国語りを聞かされていたのでもうクタクタだ。
後ろに居る、隠れているようでバレバレな護衛役の首無、毛倡妓、河童も待ちくたびれたと愚痴をこぼしてる。
前までは妖怪嫌いだったカナがいきなり妖怪の魅力について唱え始めたからつららが怖い。
「リクオ様…本当に…何があの晩ございましたのでございましょうか?」
「な…何にもないよ、つらら」
コソコソと耳打ちしながら、どこからともなく旗と扇子を取り出したつららが
「"ホ"の字に
"レ"の字に
"タ"の字でございます!」
と言ってリクオに迫る。
ほのぼのしてる日常でいいな。
夕飯作って待ってるとか献身的な嫁じゃあないか!
こういう点からでもリクつら推しはやめられない、とまらない〜かっ〇えb「リクヤ様はリクオ様が先日の夜何をなさってたのかご存知無いですか!?」
…最後まで言わせてくれよ、つらら。
『大丈夫だよ、ちらっと見えただけだけど何にもなかったと思う…あ、後ろ』
リクオとつららの方をカナが凝視していたので、全然気付いてないリクオに伝えてみる。
突如始まるカナとつららのリクオ取り合い合戦を、本を読みながら時々立ち止まったりつまづきそうになったりしているリクトの手を引きながら眺める。
中々終わろうとしない合戦に痺れを切らしたリクオが二人の間にわって入った時、リクオの前に玉章と犬神が現れた。
「リクオ君だよね?」
「……!?」
「だ…誰!?」