人生は試験だ
□土蜘蛛編
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「どういうことなんだ!!」
「どうしてこんなことになったんだ!!」
「千年を生きる妖怪が復活!?
京都は妖怪に支配されました!?」
「なんて伝えるんだ!?」
花開院家本家のとある客室では一方的な怒号が飛んでいる。
ボディーガードを連れた京都府知事、京都市長、京都府警が来ているのだ。
「この花開院家の信用も地に落ちた!!」
「二条城は守れるんだろうな!?陰陽師は妖怪のケーサツでしょうが!?
"天才の封印"ってのはどーなったんだ!?」
「天才?誰のことや?
もしかしてボクのこと?」
府知事と府警が27代目にくってかかると、後ろにいた13代目が聞き捨てならないと話に入ってきた。
「ああ〜ん?」
「みんな一応頑張ってるけどね〜
さすがにボクの封印も400年が限度や♡」
「何だ?誰だこいつは……」
「秀元や♡」
13代目の返答に戸惑う府知事は27代目とを交互に指差し訪ねた。
「!?
何言ってる?秀元はこっちだろ!?」
「だから……13代目秀元や」
13代目の口角が上がる。
「このゆらちゃんに呼び出されて現代復活♡
ま…式神やからこの子に動かしてもらわな喋るくらいしか出来ひんけどな♡
な、ゆらちゃん」
「……それはえーけど
なんでずっと出っぱなしなん…」
13代目はゆらを傍に引き寄せたかと思えば頭をポンポンと撫でた。
府知事達の顔に戸惑いの色が浮かぶ。
「な…何!?13代目?
何言ってる?あんた確か27代目……
何年生きてんだ!?」
「ま、お前さんらも話聞いてき」
と13代目が言ったことにより場所をかえ、広いところで多くの陰陽師にも今後の策の話をすることになったのだった。