Whim novel
□悲しみが溢れても
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お正月の真っ最中の私は大忙し。
仕事が連勤で疲れ果てた体は
限界をむかえていた
カレンダーを眺め
1月8日、9日を見つめる
この日はやっとの思いで休める2連休だった
私はバックからいつも大切な
アラン・リックマンのサインを
取り出して話しかける
『仕事大変だけど、頑張るからね。』
この言葉が最後になるとは、知らずに私は生きていた
彼を好きになったのは、高校生の時だった
写真を集めたり、動画を探してみたり…とても癒される時間。
アランの雑誌や、DVDを買ったりそれが私の楽しみだった
いつかイギリスへ、ロンドンへ行きたいと思うようにもなった
でも時には他のものに浮気を
するようにもなった
しかしアランの新しい情報がある度に、メモをしたりDVDを探しました。
月日も流れ私は社会人になりました。
お金の余裕も出てくるうちに
アランのサインを買うことができました。