カランコエ
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仗助が俺の荷物を持ってきてくれる
その中に時々、俺宛てへ手紙が紛れてる
送り主は花京院だ
あいつは、今アメリカに留学中
その手紙の内容は、俺が寂しくないか
ちゃんとご飯を食べてるのか
まるで母親のような内容だ
俺は、名無しさんを失ったあと
ひどく落ち込んだことを覚えてる
でも、少し時系列がおかしいことに気づく
名無しさんを失ってすぐに
俺は時間を巻き戻った
その間、別の俺が居たということか?
でも、今までの記憶は鮮明にある
杜王町での出来事や
仗助のことや、康一くんのことなど
やはり、俺の夢だったのか・・・
数日後、俺は退院することになり
借りてるホテルへと戻った
午後から仗助と会う約束をした
少し聞きたいことがあるからだ