ValentinE

□3Day
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pipipipipi・・・


『んー』


重い目を開けて、7時に設定した
目覚ましの音を止める
あと、5分したら起きよう・・・
私は、もう一度目を閉じた



「・・・い、おいッ!」
『ん・・・』
「起きろ、チュミミーン」
『うるさいなぁ・・・あと少し』
「遅刻でもいいってことだな?」
『!』


私は、ガバッと起き上がり
目覚ましを手に持った


時計の針は、5分ではなく
40分を指していた

『うそっ!?』


私は、布団を蹴っ飛ばし
みそ汁の香りが漂う、居間へ向かった


「おはよう、お寝坊さんのチュミミーンちゃん
これ持っていくといいわ」


ホリーさんは、家で朝食を食べれない代わりに
学校で食べれるようにおにぎりにしてくれた


『ありがとうございます!』


私は、ズズっとみそ汁を飲み干した


「ホント、好きなのね
お味噌汁」
『大好きなんです!』


私は、洗面所に向かい
歯ブラシを片手に
制服を着替え始め、なんとか

いつもの登校時間に間に合った


『お待たせ!承太郎!』
「・・・やれやれだぜ」


私の慌ただしい1日が始まった
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