カランコエ
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どうしようと考えてる間に
男は千鳥足で近づいてくる
すると、目が合ってしまった・・・
男は、ニッと不気味な笑みを浮かべ
こちらへ走りはじめた
その瞬間、悟った
私は、これまでだ と
どんどん、男は私に近づいてくる
私は、恐怖で絶叫も出来ず
ただ立ち尽くし目をギュッと硬く瞑った
「オラァッ」
どこかで聞き慣れた声がした
恐る恐る目を開くと
吹き飛ばされ男は倒れていた
そして、横には鬼の形相をした
空条さんがいた
「花京院はどうした」
『1人で帰れるって言ったから
途中で分かれました・・・』
空条さんの顔を見るのが
とても怖くて顔を上げられなかった
でも、空条さんが居なかったら
私は、今ごろ殺されてたかもしれない
『助けてくれて、ありが・・・』
お礼を言い終わる前に
体をグッと引き寄せられた