奇妙な冒険

□恋の戦争
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俺には好きなやつがいる
こいつは、ほかの女とは少し違う
騒がねぇし、一緒にいて心地いい

だが、このバカ・・・メメタァには
欠点が1つだけある

それは、バカ中のバカ
いや、それ以外だ


『あー!!!承太郎!』


また、うるせぇのが来たと思い
無視をかました


『また、シュガレット食べてる!!!
私にも頂戴って言ったじゃん!!!』
「・・・やれやれだぜ」


タバコをどう見たらシュガレットに
見えるのか、メメタァの頭ん中を見てみてぇ

俺がいるのは、屋上の
給水塔の上だ
俺に見下ろされてるのが気に食わないのか
メメタァはムッとした顔になり
俺のとこまでよじ登ろうとする

案の定、メメタァは足をハシゴから滑った

これ以上危ねぇと思い、スター・プラチナで
引き上げようとしたときだった

メメタァの体に緑の紐がまとわりつき
地上へ降ろされた

「花京院・・・」

花京院は俺を見るなり
「女の子にこんなことさせてどうする気だ」と言った


花京院も俺と同じ気持ちなのはわかってる
けど、なにしても花京院のほうが上手だ
女心がわかってるっていう感じだ

冷たい風が吹いて、メメタァが
肩を震わせてた
そして、俺はメメタァに
自分の学ランを羽織らせた
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