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□本当の想い
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『サクラ...っ、もっと...もっとぉ...』
『桜弥っ...桜弥っ...』
とある部屋に、女の喘ぐ声と厭らしい水音、そしてベットの軋む音が響く
初めは、私がサクラを誘った
サクラの事が好きだったから
けれどサクラには彼女がいたし、私も彼がいた
いつからか、彼と上手く行かなくなって別れた
サクラも彼女とギクシャクしていた頃、一緒に飲みに行って酔った勢いで私が誘い、身体の関係を持った
サクラと身体だけでも繋がっていられるなら...それで良かった
酔った勢いのまま桜弥抱いた
お互い、彼氏や彼女がいたけれど桜弥は上手くいかず別れ、僕も彼女と上手く行っていなかった
桜弥と繋がれるならと、最初は軽く誘いに乗った
けれど、桜弥を想う気持ちが大きくなり、付き合っていた彼女ともますます
上手く行かなくなりきちんと、話をして別れてきた
この身体だけの関係を止めたかったが、言い出せずズルズルとこの関係は続いたままだった
『あぁぁぁっ!サクラっ...あっ...』
『桜弥っ...!』
本当の想いを隠すように、二人は互いを求め続けたまま夜は更けていった
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