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□大好きな人
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『鴻鳥先生...彼女居るんですかね?』


あぁ、また始まる
医局に居る四宮、小松そして下屋は内心溜め息を吐いた


そう...桜弥は鴻鳥の事が好きすぎて、いつも鴻鳥が居ないときにいつも話すのだ


『穏やかで、優しくて...微笑んだ時なんて堪らなく良いと思うんです!患者さんにも人気あるし!モテると思うんです!』



『鴻鳥先生、確かにモテるわねぇ!言い寄る女性も美人が多いし』


小松の言葉に、桜弥の表情は曇るが、直ぐに『私は、誰よりも鴻鳥先生の事が好きなんです!』と熱弁する


四宮はそれを無視し、回診に行こうとする
それを引き留め、四宮先生もそう思いますよね!と詰め寄るも、『回診の時間なんで...』と軽くあしらうそんな日々が続いた


鴻鳥も桜弥の事を可愛がっているのも分かっているし、それなりアピールもしているのだか、桜弥本人は気づいていない


そう、桜弥はかなりの鈍感アンド天然である


ぶっちゃけ、メンバーは早くくっつけば良いのにと思っている


毎回、自分は好きすぎて堪らないと自分達に恥ずかしげもなく、熱く語っているのだ


正直、彼女の話を聞いているだけでこちらが恥ずかしくなるのだ


『鴻鳥先生って、本当に素敵ですよね〜』


ホゥ...と、頬を染める
自分達に言わず、本人に言えよ!と思わずツッコミを入れた


呆れながらも、日常になっている彼女のこの熱弁で1日が始まり、終わっていく






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