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□アピールの末の
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『今日も素敵』



桜弥の見つめる前には鴻鳥の姿



デスクに向かい、オペ録を記入している



『真剣な顔も素敵』


フワリと微笑みジッと見つめ、それをため息を吐き呆れながらチラリと見る四宮



小松と下屋は、お昼を買いに行くとコンビニに行った為ほぼ桜弥は一人の世界だ


グッと背伸びをし、パタンとパソコンを閉じた鴻鳥は視線を感じそちらに目を向ける


フワリと微笑まれた桜弥は赤面しながらも、鴻鳥の元へと近付き口を開いた



『先生!一緒にお昼食べましょう?』



『えっ?先に食べててくれれば良かったのに』


『私が一緒に食べたかったんです!』


その言葉に目を見開く鴻鳥と、ニコニコと笑う桜弥
二人が出す不思議な雰囲気に、四宮は思わず咳払いをする


それにハッとし、二人揃って四宮に視線をやった


『早くしないと、昼休み無くなるぞ?』


それだけ言い残し、牛乳パックを持ち席を外した


『お昼、食べようか』


『は、はい!』


四宮の姿を見送った後、鴻鳥はどこか恥ずかしそうに弁当を出しソファーに腰かける



その横には、当然のように桜弥が腰かけた


最近はこれが日常である





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