お昼寝〜鸛鳥中編〜

□音楽と君〜宣言〜
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桜弥の復帰により、また賑やかな声が響く

お産が入る度に録音してある桜弥の曲を流して

あぁ...こうした家族から評判が広がっているんだと実感する


無事に終わり、医局に戻ると下屋の声が聞こえる

『如月先生、鴻鳥先生と付き合う事になったんですね〜!』

その横で顔を紅く染める桜弥が居た

四宮は興味無さそうにしてたけど、四宮が桜弥に多少なりとも淡い思いを抱いているのは薄々気づいてたいた

『そういう事...だから、誰にも渡さないよ?』

いつもと変わらぬ笑顔でそれを告げる

『誰もサクラから如月を取ろうなんて思わないさ』

四宮は、それだけ言うと午後の診察へと向かった


『鴻鳥先生もやる〜!そろそろ肉食系に豹変しちゃう?』

『肉食系の鴻鳥先生なんて想像できないですよ〜!』

『下屋、想像しなくていいから』

苦笑いをしていると、隣にいる桜弥の顔は紅いままだ

でも、思いが通じてからも僕の仕事の都合でゆったりと会うことはない

唯一の救いは、まだこうして職場が同じで共に過ごせる時間があること

あ、でも今日はオンコール入ってるけど一応時間通りに帰れる

『桜弥、今日一緒に帰ろう?』

『うん...帰る』

まだ顔が紅いもののフワリとと微笑み頷く桜弥
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