Diary〜ただ純粋に〜

□Diary
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3月6日
今日から日記を書くことにしました

30日にはもう学校始まるから
会える時間少なくなるから

寂しくなっちゃうから

日記を書くことにしました。

少し離れていても
寂しくならないようにというか

あなたの事を忘れないように。

思い出作りというか...。

うまく言えないけど
あなたのこと何も忘れたくないから
日記を書き始めました。



そうやってあたしが書いた
日記のはじまり。

日記の一行目は

2月11日
心葵くんのこと好きになりました。


でした。

惚れやすく冷めやすく熱しやすく飽きやすい。

そんなあたし。

そんなあたしがまたはじめた恋。

でもなにか違ったの。

うまく言えないけど
本気で好きになったんです

過去に1人だけ
絶対この人と結婚するんだって決めた人がいました。

高校1年生の話。

でもその人を好きになったときより
全力でいま心葵くんのことが大好きです。

この一行目書き始めるだけで
あなたのことを考えてるだけで

心臓がバクバク忙しなく動いて
手が緊張して文字が震えちゃうの

可笑しいよね。

この間
2月6日

はじめて2人で会った時のこと。

すごい緊張したよ。

でも焼肉食べながら
そう心葵くんとの初めてのご飯は焼肉でした

好きなアニメの話とか

慣れた人に対する態度とか

...。

なんか妙にわかるの。

妙に共感出来ること多くて

趣味も、性格も似てるの。

嬉しくって
必死でニヤニヤする気持ちを抑えてたよ。

こんな偶然的な運命的なことあるんだね。

でもねぇ心葵くん知ってた?

偶然は必然的なんだよ

あの日お酒に酔ったあたし
はじめてあんなに酔って

酔って吐いたのはじめてで。

あんな苦しさはじめてだったよ。

あのとき服来て帰れなかったから
心葵くんの着てたパーカー借りました

しんどくってあまり
覚えてないんだけど

心葵くんに帰ろうって言われて

タクシー乗って心葵くんの
お家まで帰って。

タクシー代出してくれたんだよね。
ごめんね。

とりあえずお風呂借りて
また心葵くんのパーカー借りて
頭からタオルかぶって出てきたら

もう心葵くん寝てるの。

どうしていいかわかんなくって

心葵くんのそばで
髪の毛の雫が消えないまま寝てたよ。

途中で心葵くんが目を覚まして
布団の中に入れてくれたこと

まるで飼い主のそばにいた子猫みたいな。

あの優しいあたたかさ
いまも忘れられないよ。

それからお互いに何回か目を覚まして

気持ちはないんだろうけど

ギュッって手を握って

静かに漏れる甘い声と息。

声、出さないんじゃなくて
心葵くんのことを感じてる

そんな声を聞かれるのが恥ずかしくて

どうにか聞こえないように聞こえないようにって

堪えてたの。

首元にきつく刺さって残った歯形。

痛いことは嫌い。なのに
そんな痛みさえ全て愛しい。

そう感じたの。

あの日の幸せ思い出すと
あの日の自分がすごい羨ましくなるの。

心葵くんのイメージ
単純にSな王子様。

そんな感じな思ってたのに

奈々ちゃんにしてる態度とは違って

全然Sな面ないの。

もはや甘えたの王子様。

可愛くて可愛くて可愛くて。

ただ
この間はじめて心葵くんに出会った日の言葉が忘れられなくて

そんな甘えたな心葵くんのこと見て
少し動揺したの。

心葵くんの何気なく言った言葉。


「好きな人にだけ甘える」


こんなことで
ドキドキ、えっ?えっ?って

動揺してるの。

どうか気づかないで。

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