猫缶

□1松
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『よし!引っ越しの荷物は…とりあえずこれでいいか…』



転職し引っ越してきたばかりの名前。

綺麗なマンションに一人暮らしには十分すぎるくらい。



『…冷蔵庫には…そうだよね…』



空の冷蔵庫を閉じて、とりあえず商店街に向かう。



『果物たべたいなぁ…あ、八百屋さん!』



店の前にある果物を選んでいる。



『(夕飯作るの面倒だし…梨でも食べようかなあー)』



梨を手に取り、名前の前に会計している主婦の人が紙袋に沢山の梨を抱えてる。



『(すごい量…梨好きなのかな?)』


主婦
「あら!」



主婦の持っている紙袋から梨が1つこぼれ落ちる。



『っ!セーフ…どうぞ!』



落ちるギリギリで受けとる名前は、梨を主婦の持つ紙袋に戻す。



主婦
「あら…ありがとう、息子達が梨好きなのよ」


『そうですか…そうだ!私も手伝います!』



名前は主婦の持つ紙袋を、2つのうち1つ持つ。



主婦
「あら!悪いわ!」


『いいんです!』



元気よく挨拶をする名前に微笑む主婦。



主婦
「じゃあ…お願いするわ!」
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