3万hit記念リクエスト小説

□体育祭
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「僕も明日仕事なのでこれで」

そう言って降谷も去って行き

『ジョディさんは?』

「私は帰るわよ。シュウと違って一日しか休みがないから」

ウインクしてジョディはタクシーに乗るべく道路の端に寄り片手を上げた。

「今日は会えて良かったわよ。毛利さん、新一君。空瑠もバーイ!」

タクシーを見送り空瑠は赤井の横を蘭は新一の横を歩き

「世良さんはどうするの?」

「僕はこれから吉兄に会いに行くよ。夜は秀兄と空瑠と合流して4人でご飯食べるけど」

「俺は聞いていないぞ」

「吉兄が後でメールするって言ってたよ!」

赤井の追及を逃れるように世良は笑いながら走っていってしまい

「はぁ、空瑠は家に帰るか?」

『秀一はどうするの?』

「一応荷物はホテルに置いてあるが・・」

『なら、前みたいにそっちに行っていい?』

「あぁ、俺は歓迎だが?」

ニヤリと笑った赤井に空瑠もニヤリと笑い

『そういう訳だから新一、家よろしく』

ウインクすれば新一もその意味がわかったのか若干頬を染めながら返事をしたのだった。

『先帰るから二人はゆっくり来たら?』

蘭にウインクすれば蘭は一瞬目を見開くがみるみる顔を真っ赤にしていった。

それを見ていた新一もつられるように赤くなり空瑠はクスリと笑うと赤井と共に歩き出したのだった。

「ボウヤに悪いことをしたか?」

『大丈夫じゃないかな?』

何となく状況が読めたらしい赤井は空瑠に尋ねるが空瑠は楽観的に答えると赤井は空瑠の腕を引き路地裏に連れ込むと

『んっ・・』

「はっ・・」

性急なキスがされ

「俺がいない間に何人に告白されたんだろうな?」

悪い笑みを浮かべる赤井に

『秀一こそアメリカで何人に告られたのさ』

互いにニヤリと笑うが

「今は少し堪能させろ」

『お互い様』

そう言って塞がれた唇と繋がれた手に空瑠はどこか心が満たされるのを感じていた。

「続きは夜に・・な?」

『うん』

溢れた唾液を赤井は舌で舐めとりその耳元で囁いた。

路地から出てくると並んで歩き

『そう言えば今回はたまたま全校生徒に知られることになったけど・・伝える気はあったの?』

「あぁ、空瑠の人気は分かっていたからな。キスの1つでもしようかとは考えていたぞ?」

『・・・ある意味あぁいう形でバレて良かった』

独占欲を発揮する赤井の思考に空瑠は溜息を吐いたのだった。







リクエスト第五弾 体育祭
紫苑様よりリクエスト
長くなってしまい申し訳ありません。

一応完成いたしました。
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