恋を知った

□序章
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アメリカ孤児院施設・またの名を殺し屋を育てる施設‘ブラックローズ’

そして今、違法とも言われるこの組織が壊滅されようとしている。

FBIの手で。

「FBIが乗り込んできたぞ!迎え撃て!捕まった者は分かっているな!」

「「「イエス・ボス」」」

そう捕まった者はここの情報を知らせないように自殺をする。

それが当たり前。

そう教わったのだから。

‘バンッ’

‘ドンッドンッドン’

いくつもの銃声が鳴り響く中で

「!」

気配に一瞬遅れた・・・不覚・・

「ゼロ!自決だ!」

捕まった者に生きる意味はない。

私は歯に埋め込まれた毒薬を噛み砕こうとしたとき

「そういうことはしなくていいんだ。君は生きていいんだから」

『え?』

拘束している人が優しい声音で話しかけそっと歯を噛みこまないように手を口の中に入れられた。

それと同時に首筋に手刀を入れられ意識を手放した。

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