恋を知った
□初めまして
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「空瑠君少しいいかね?」
5年という月日が過ぎ当時少女だった空瑠は女性になりかけていて空瑠は常に単独で捜査を行い犯人逮捕率はどの捜査官にも負けなかった。
『どうかしましたか?』
捜査に向おうとしていた空瑠はボスであるジェームズに呼び止められた。
彼の隣には空瑠よりも長身の目つきの鋭い男性がいた。
空瑠は目を細めその男について少々観察を行った。
「紹介しよう。今日からここで働くことになった赤井秀一君だ」
「赤井君。こちらは白夜空瑠君。君より経歴が上になるから君の先輩といったところだ」
『ボス・・・つまり?』
「赤井君の指導役になってもらいたいんだが」
「ボス。私からも一言言わせていただきます彼女のような年下の女性に物事を教わる気はありません。それに経歴が上といっても見たところ20歳くらいでしょう・・・たかが1.2年しか変わらない者に教わる気はありません」
『ボス。私も赤井捜査官に同意見です。男性が年下の女性に物事を教わるのは屈辱以外の何者でもないと思いますが・・・レイネスに頼んではいかがでしょうか。私が教えられるとしたら射撃位かと思いますが・・・』
「そうだね。空瑠君がいうのならばでは、射撃だけお願いできるかな?」
『私は構いません。あとは赤井捜査官に任せます。それでは捜査に参りますので失礼します』
空瑠は一礼してからその場を去った。
「・・・女性に射撃すら習うきはないのだが・・・」
赤井の呟きにジェームズは苦笑しレイネスを呼んだ。
丁度同じく捜査に行くレイネスに赤井は同行し空瑠について聞くことにした。