本 棚
□(´-`).。oO(お前らどうしたんだよ
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**〜〜や ぶ ひ か〜〜**
*************ひ か る さ い ど
今日は雑誌の撮影でJUMP全員が集まる。俺が楽屋に着いた時には既に何人かは揃っていた。
___ガチャ
「あ、薮くんおはよー」
「「「おはよう」」」
「おーみんなおはよ」
薮が楽屋に入ってきたのに気付くと裕翔がまず挨拶。それに続いてみんなが挨拶。シンクロ率ヤベェなうちのグループ!!、と、しみじみ思った。
「ひかるおはよ」
「…おはよう」
薮とはいつも挨拶を交わさないから、違和感を覚えた。考える前に返事をしたけど。
今日の撮影は薮と。
もう楽屋を出なきゃいけないから、なんとなく鏡で髪をチェックしてみる。
隣に立った薮が、それとなく髪を整えた。
鏡越しに目が合う。
「今日もきまってんね〜」
「……俺?かっこいい?」
「うん」
普段自分の見た目に無頓着だから、仕事で髪をアレンジしてもらうのは結構楽しくて、伸ばし甲斐がある。
「…うーーん、えへへ」
鏡に映る自分をもう一度まじまじと眺めてみて、頬が緩んだ。
「自分にみとれてんの?…ふふふ…、…可愛いなぁ」
「っ……!!!」
普段ならくしゃっとした笑みを浮かべているだけだろうに、変なこと言うから驚いた。
撮影が始まった。
すぐに薮が俺の後ろに回り込んで、俺を抱きしめる。
ポージング、まだ何も言われてないのに!!
「え!!何急に!!!」
「おーー薮くんいいねぇ〜」
慌てる俺を他所目にパシャパシャ写真を撮るカメラマンに、俺微妙な顔してると思いますけど大丈夫ですか、とききたくなったけどそれは言えなかった。
後ろからずっと抱きしめられてる。
あったかいけども…
「……やぶ、今日どうしたの…」
こんなのいつもの俺らじゃないでしょう。
「……ちかい…、もう離れてぇ…」
慣れない行動と耳にかかる吐息に顔に血が集まる。
「ひかるいい匂い」
「!!!?!」
こ、これはトドメの一撃だ!!
この状況でそれ言うー?!?
「もう、ほんと、ね、離れよ、まず、うん……ぅ、ううう」
普段こういう絡み俺達はしないでしょ!まず見られたら嫌だし!!
いつもと違いすぎて対応に困るでしょ!!!
(ꐦ°᷄д°᷅).。oO( もう!!やぶ、どうしたんだよ!!!