パロディ

□私の日常
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『』=主人公


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「チカーーー!おっはよー!」


『えっ?』


「うわぁぁああ!ご、ごめん!」


勢いよく開き、更に勢いよく閉まったドア。犯人は誰かなんてすぐわかる。


それより……私着替え中だったんですけど!?


あれほど朝はノックして入ってって言ったのに私の幼なじみは学習能力が無いのか……あ、無かった。


『オトヤ、君は何回言ったらわかるのかい?』


「ごめんってば!さすがに起きてるかなーって思ったから……。」


ドア越しても想像できるシュンとしてるオトヤの顔。なんか……罪悪感。


いやいやいや、今のはオトヤが悪い。普通レディの部屋はノックしてから入るのが普通だ……。


『君は早寝早起き型人間だからこの時間は起きて当然なのかも知れないけど、今何時か知ってる?朝の8時!』


部屋の窓から見える時計塔は朝の8時を指している。私からしてみればとんでもなく早く起きたぐらいだ。


「……うぅ……。だってチカと早く遊びたかったんだもん……。」


『………………。』


(騙されるな、私は着替えを見られたんだぞ!?一瞬だけど見られたんだぞ!?)


「俺、ずっと待って……」


『ああああ!わかった!ごめんってば!』


ノッカーウ☆


勝者、オトヤ選手。コイツ……どこで覚えたんだこんな技……。これに弱いことを知っていたのか?知っていて毎回これを使うのか?


「わーい!じゃあ早くマサのところに行こうよ!」


『はいはい、ズルイやつめ……。』


着替え終わったので、部屋を出る。


(ほんと、ズルイよね……)


「ほら、早く!」


『わかったってば!』


さり気なく手を握ったり……。


幼なじみだから許すけどさ、他の子にもやってるのかと思うと……眩暈がする。


困った幼なじみだ。
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