青の祓魔師
□監視を任務開始
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フェレス邸
ジリリリリッ
桜花は携帯のアラームを消して起き上がった
貴「……そういえば入学式があったんだった」
桜花はベッドから立ち上がりクローゼットまで歩くと寝癖のついた腰まであるロングヘアがサラサラとなびいていた
貴「えーっと……あったあった」
正十字学園の制服を取り出して着替えた
私は変装する為メガネとへアゴムを二つ取り出した
腰辺りまであるロングヘアはツインテールの三つ編みにしてメガネをかけて地味っ子に変装した
私は朝食を食べてフェレス邸を出た
カモフラージュの為に鍵を使って適当な場所に出て他の生徒に紛れ込んだ
貴(ん?あの車は)
桜の咲き誇る道を歩いていたらピンク色のリムジンを見かけてそこから降りてきた二人の男子
貴(アレがサタンの落胤『奥村燐』)
今この瞬間奥村燐の監視を開始
入学式
《新入生代表奥村雪男》
雪「はいっ」
私は監視対象の奥村燐とは少し後ろの席に座っていた
貴(そういえば私は入試試験受けてないや。メフィストが誤魔化して入学式させたんだろうけど)
入学式独特の挨拶やら長い話が終わって外に出た
貴「はぁ、窮屈だった(この後が祓魔塾か。祓魔師がもう一度祓魔塾に行くなんて憂鬱)」
私は悪魔祓いを習っていた時に使っていた塾の鍵を取り出して近くにあったドアの鍵穴に刺した
ガチャ ギィィ
貴(ここ通るの久しぶりだな。確か一年生教室は一一〇六号教室って言ってたな)
一一〇六と書かれた扉を見つけてドアを開けてた
そこには先に7人の男女がいた
?「よう見たら地味な姿やけど結構かわええやないの‼︎」
ピンク色の髪の人が私の前の走って来た
貴(ナニコレ)
?「志摩さん、困ってはりますよ」
?「やめんか志摩」
?「えぇやないですの」
ピンク色の頭をしたのは志摩廉造
坊主頭の赤いメガネをかけた方は三輪子猫丸
黒髪に黄色いトサカ頭は勝呂竜士
この三人は私と同じ京都出身
貴(メフィストから祓魔塾に通う生徒の情報は頭の中に入ってるから)
ピンク色の髪の人を素通りして女子生徒二人の後ろの席に座った
志「無視されましたわ」
勝「当たり前やろ」
私の前の席に座っている二人の女子はツインテールの方は神木出雲
確か巫女の血統だったけ?
ショートヘアの子は朴朔子
それで左手にぬいぐるみで遊んでいるのは宝ねむ
私と同じメフィストの差し金で祓魔塾に入塾
黒いフードを付けたのは山田
苗字しか知らないけど何となく何処かで見た事があるような?