青の祓魔師

□天空の庭
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フェレス邸
桜花の自室

貴「あぁーどうしよ。此処に来る前に悪魔祓っていたからいろいろと不足している」


私はヴァチカン本部から届いた荷物整理していて武器の補充していたらいろいろと不足が発覚した


貴「フツマヤ行かないといけないなぁ〜でも、バレたらさすがに…」


私は仕方無くメフィストの所に行った


ガチャ


貴「メフィストぉ〜」

部屋に入るとメフィストは仕事をせずにゲームをしていた

メ「桜花入って来る時はちゃんとノックしなさいといつも言っているでしょ」

メフィストは呆れたように溜め息ついた

貴「別に減るもんじゃないでしょ」

メ「そういう意味で言った訳ではありません」

貴「じゃあどういう意味で」

メ「はぁーもういいでしょ。それよりもどうかしましたか?」

貴「いや、薬草とか聖水とか弾とか色々と武器類の不足でフツマヤ行きたいんだけど…」

メ「別にいいですが」

貴「へぇ?」

私はメフィストのアッサリとした了承に間抜けな声が出た

メ「祓魔師としては武器の不足はあってはならない事態です。それくらいは別によろしいでしょう」

貴「まぁ、そうだけど…誰かに会ったらどうしろと?」

メ「有給とかでも言っておけばよろしいでしょう」

貴「それがあったか!」

メ「相変わらず抜けてますね」

メフィストはからかうように笑われた

貴「うるさいな!」

私はメフィストの部屋から出た

貴「財布と鍵と服を着替えて行こう」

私は部屋に戻って準備した
私はドアの前に立ち鍵束からフツマヤに直接繋がる通路の用品店の鍵を取り出して鍵穴に刺した

ガチャ

貴「早く買い物済ませて帰ろ」

私は祓魔用品店のフツマヤに入った

ギィィ

貴「こんにちは」

中には女将さんがいてキセルを吸っていた

「あら、桜花ちゃん久しぶりじゃあないか!日本には休暇かい?」

貴「はい。あの、鹿子草(カノコソウ)音切草(オトギリソウ)羊歯(シダ)竜胆(リンドウ)苦薄荷(ニガハッカ)姫蒲(ヒメガマ)を12枚ずつそれと砂鉄600g、C濃度の聖水を6ℓ、聖銀被甲(ブレットジャケット)14ダースを」

「珍しく買い込むねぇ」

女将さんは棚を探って薬草を取り出してくれた

貴「今度いつ買いに行けるか分かりませんから」

「そうかい、相変わらず忙しいのかい?まだ若いのに後々バテるわよ」

貴「あはは」


女将さんの言葉に桜花は苦笑いで反す


「そういえば、美雪は元気かい?」


美雪は私の姉の名前だ。上級一級で魔剣使いで日本支部にいた時はフツマヤの常連客だ


貴「はい。元気ですよ」


「オマケに砥石も付けておくよ」


貴「ありがとうございます!女将さん!最近、端切れが悪いのが出て来て助かります!」


「いいよ、いいよ!そういえば、これから大した用がないなら、ついでに診てもらいたい子がいるんだよ」


貴「診てもらいたい子?」


桜花が首を傾げていると、扉が開く音と共に雪男が入って来た
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