青の祓魔師
□友千鳥
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悪魔薬学の授業終了後に奥村先生が用紙を持って話をした
雪「夏休みまでそろそろ一か月半切りましたが夏休み前には今年度の候補生認定試験があります。候補生に上がるとより専門的な実戦訓練が待っているため試験はそう容易くありません」
燐「エスクワイヤ?」
し「エクスワイアだよ」
燐「エスクワイア⁉︎」
貴(懐かしいな。そんな試験私も受けたな、簡単だったけど)
雪「…そこで来週から一週間試験のための強化合宿を行います」
奥村先生は一人一人に用紙を配り始めた
雪「合宿参加するかしないかと…取得希望W称号Wをこの用紙に記入して月曜までに提出してください…」
私は奥村先生から用紙を受け取った
貴(……私すでに祓魔師だし、称号も全部持ってるし一様、手騎士でいいか)
燐は京都三人組と仲良く会話していた
魔法円・印章術の授業
ネ「これから悪魔を召喚する」
ネガウス先生は魔法円を大きいコンバスのチョークで書き終わった
ネ「図を踏むな。魔法円が破綻すると効果は無効になる。そして召喚には己の血と適切な呼び掛けが必要だ」
ネガウス先生は血の滲んだ左手に巻かれた包帯を取って魔法円の上に落とした
ネ「"テュボエウスとエキドナの息子よ""求めに応じ""出でよ"」
魔法円から屍番犬を召喚した
貴(ネガウス先生は屍系の悪魔を召喚する上一級祓魔師だったな)
ネ「悪魔を召喚し使い魔にすることができる人間は非常に少ない。悪魔を飼い慣らす強靱な精神力もそうだが天性の才能が
不可欠だからだ」
志「け…げえっ…!硫黄くさ‼︎‼︎」
勝「あれが屍番犬か……は…初めて見たわ…」
ネ「今からお前達にその才能があるかテストする」
ネガウス先生は燐の方をチラリと見たのが見えた
燐「?」
ネ「先程配ったこの魔法円の略図を施した紙に自分の血を垂らして思いつく言葉を唱えてみろ」
ネガウス先生は生徒達に悪魔を召喚するように促した
神木は裁縫の針を使って血を魔法円に垂らした