青の祓魔師

□此に病める者あり
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ピピピピィピピピピィ

携帯のアラームを止めた

貴「朝か、……ってかここどこ?」

私は昨日の出来事を思い出した

貴「そういえば、強化合宿で旧男子寮に来てたんだった」

私はメールの通知が来ている事に気付いてメールをチェックする

貴「……うわぁ、メフィストからのメールが20件来てるし、しかも全部下らない内容だし、無視でいいか……?」

すると1件だけのメールに目が止まった

ーーーーーーーー

名前 メフィストでぇーす

本件 なし

今日は候補生認定試験がありますので手を出さない様にして下さいね^_−☆

ーーーーーー

貴「………ウザ‼︎」

私は起きて髪の毛を整えメガネを掛け制服を来て学校に行く

魔法円・印章術の授業

ネガウス先生は黒板に簡単な魔法円を書いた

ネ「この魔法円のぬけている部分を前に出て描いてもらう。…神木」

神木はネガウス先生が名前を呼んでも反応せずに机をボーッとしていた

貴「?」

神木はネガウス先生の呼びかけに二回目で反応した

ネ「神木!」

神「‼︎」

神木は席を立ち上がってネガウス先生の方を向く

神「あ…すみません。聞いてませんでした…」

ネ「どうした。お前らしくもないな。神木の代わりに藍宮お前が描け」

貴「はい(私に当てる所って何かあるな)」

私は前に出て黒板に残りの魔法円を書いた

ネ「正解だ(桜花、お前今朝フェレス卿のメール無視しただろ?私の所に電話が来たぞ)」

貴「ありがとうございます(その為にだけに私を指名したんですか?メール20件も来ていて無視したくなるでしょ)」

二人はアイコンタクトで会話が成立する仲でもあったのだった


聖書:教典暗唱術


「大半の悪魔はW致死節Wという死の理…必ず死に至る言や文節を持っているのでござーマス。詠唱騎士はW致死節Wを掌握し詠唱するプロなんでごザーマスのヨ!」

貴(ヤバイ、あの先生の印象的な容姿と喋り方が……それにしても猫可愛い)

授業そっちのけで猫を見つめていた桜花だった

「では宿題に出したW詩篇の第三〇篇Wを暗唱してもらうでごザーマス!神木さんお願いするでごザーマス」

神「はい!」

神木は返事をするが、顔には焦りの様子が見て取れた

貴(そういえば、朴さんが屍系の悪魔に襲われてから様子がおかしかったな)

神「W…神よ我汝をあがめん汝…我をおこして……我のこと"」

神木は暗唱の途中から言葉が途切れて言葉に詰まっていた

「ザーマス?」

神「あ…あの…忘れました」

「ンまぁ〜神木サン。貴方がめずらしいでごザーマス。では、代わりに勝呂サン!」

勝「はい」

勝呂は落ち着いた様子で返事をした
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