青の祓魔師
□黒猫
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フェレス邸
桜花は猫又のホワイトと一緒にソファーでぐったりしてアイスを食べていた
貴「夏は暑いね(*´〜`*)」
ホ『夏は暑いにゃ』
サ『でも、部屋の中だと、クーラー、あるから、涼しいよ?』
サブナックは首を傾げて私を見る
貴「そうだねぇ」
サブナックはメフィストの許可も得てフェレス邸に済む事?になった
メ「だからって、何故私の目の前でのんびりするんです?」
メフィストは机に座ってひたすら書類を片付けている
貴「サボらないように見張りだよ。この前だって、ちゃっかり仕事サボってコンサートに行ってたんでしょ」
メ「何故それを⁉︎」
メフィストは見開いて私を見る
貴「ホワイトが教えてくれたんだよね」
ホ『サボりはダメにゃ!』
メ「それは、どうしても外せない予定だったんですよ⁉︎」
貴「だったら仕事を終わらせろ」
するとメフィストに電話がかかって来た
メ「ハイ☆メフィストでーす!」
貴(電話に出る時もあの調子なのか)
メ「はい。南裏門の門番猫又のクロが狂暴化ですか」
その言葉にいち早く反応したのはホワイトだった
ホ『…クロが?』
メフィストは私の方を見て電話している相手に言う
メ「今、ヴァチカン本部で休暇中の桜花がいるので其方に向かわせますので、宜しくお願いしますね☆」
メフィストはやり取りした後に私の方を見る
貴「クロが狂暴化したの?」
メ「えぇ、恐らく藤本獅郎の死を聞かれたのでしょう」
貴「警備員は何やってんだか」
メ「あの級の猫又を扱えるのは今学園内にいるのは桜花くらいしか居ませんからね」
それに、メフィストは付け加える様にホワイトの方を見る
貴「ホワイトはどうする?行く」
ホ『クロは僕の友達!だから、助けたい‼︎』
ホワイトは私の方を見て言う
貴「ホワイトにとってもクロは初めての猫又同士の友達だもんね。ホワイトとサブナックも行くよ」
ホ『うん!』
サ『分かった』
部屋を出る前にメフィストに声を掛けられた
メ「奥村先生だけじゃなくて奥村君も居るようなので気を付けて下さいね」
貴「マジか」
私は部屋を出て着替えてオーダーメイドのコートと免許と階級証を付けて巨大化したホワイトの背中に乗って南裏門に向かった