青の祓魔師

□鬼事
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正十字学園にある遊園地のメッフィーランドに(ゴースト)が出現してその捜索の為に候補生(エクスワイア)の全員が現地集合で呼ばれた
桜花が遊園地に来た時には男子生徒と二人の先生方が先にいて居ないのは女子生徒の神木と杜山だけだった

桜花は何かを感じて辺りを見回しながら警戒していた

貴(……アマイモンがいるのか。今回は何も起こらずに済みそうにはないな。メフィストの奴何を考えている)

男子生徒の皆は初任務の事で話をしていた

志「皆さん 初任務どうしはりました?」

勝「…どーもこーも…」

皆はそれぞれ任務内容を話し合う

三「僕は蝦蟇(リーバー)のオリの掃除でした」

勝「俺は山奥の現場まで物資運ばされたわ」

志「俺は多摩川に囀石(バリヨン)採りに連れてかれました」

勝「任務やなくて雑務ばっかやな!」

志「そんなまだ候補生なったばっかなやさかいしゃーないですよ」

燐「へっへっへ〜〜♪」

燐は自慢する様に三人に言う

燐「俺は一足先に悪魔倒しちゃったぜ!」

勝「…はぁ?」

燐「しかもその後 俺の使い魔にしたんだ!」

勝「…………じゃあ今召喚してみい」

勝呂がそう言うと燐は呆然とした顔をした

燐「えっ…?寮に置いてきたよ」

勝「……」

勝呂は話にならないと切り替えた

勝「…まぁコイツは置いといて」

燐「オイ!嘘じゃねーんだぞ?」

燐は反抗する様に言うがスルーされていた

勝「俺はあいつら(・・・・)まで候補生に上がりよったのが納得いかんわ!」

勝呂は宝と山田の方を見て言った

志「意外と俺らに見えへんとこで頑張ってはったのかもしれませんよ?」

勝「何や!見えへんところて!見えるとこできばりや!」

そこで暫しの沈黙があった後に志摩が呟く様に言う

志「…てか女子遅ない?」

すると、大きな声で謝罪する声が聞こえた

杜「すみません!遅れました…‼︎」

声のする方に顔を向けると神木と杜山が走って来て近付いて来るのが見えた
杜山の服装はいつもの着物ではなく正十字学園の制服だった
燐は驚いた様子で杜山に訪ねた。その横にいる雪男も目を見開いて驚いていた

燐「し、しえみ⁉︎どうした?キモノは?」

杜「着物は任務に不向きだからって…理事長さんに支給していただいたの…
神木さんと朴さんに着方を教わっていて遅れました…!」

神木は背後で呟く様に言う

神「なんであたしが…」

その様子を見ていた桜花が心の中で呟いた

貴(メフィストの趣味で制服が台無しになる所を阻止して良かった)

メフィストが趣味で制服を支給している所を通りがかった桜花が見かけて普通の制服にする様に言った裏話があった
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