ポケットモンスター

□トキワの森にむしの大群に遭遇
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火焔が買って来た朝御飯を食べ終えポケモンセンターを出てトキワの森に向かっている途中


貴「うーん。それにしても私目指し時計いつ止めた?」


疾『おい⁉︎』←被害者


火『…………』


貴「私は疾斗に何かしたの?」


私は火焔に聞く


火『………疾斗の頭にオウカが投げた目覚まし時計が当たった』


オウカは暫く考えた後に疾斗の方を見て申し訳なさそうな顔をした


貴「………ごめん疾斗。寝ぼて覚えてない」


疾『クソッ‼︎』


朝早くに虚しい想いをした疾斗


貴「なんかごめん」


火『……ほっとけ』


疾『火焔お前は同情を持ち合わせてないのか⁉︎』


火『………オウカが第一』


貴「なんか嬉しい」


疾『こんな仕打ちってなんだ…』


そんな話をしているうちにトキワの森のゲートが見え中に入った


「君、トキワの森に入って行くのかい?」


ゲートの中にいた警備員さんに声掛けられた


貴「そうですけど…」


「なら、この先気を付けな。トキワの森は迷路みたいになっていて迷子になりやすいからな気を付けろ」


貴「迷子になったらどうなるんですか?」


「俺ら警備員が森の中に捜索に行かねぇと行かないからな」


貴「そうなんですか(……迷子なりたくないな)」


火『………』


疾『……大変だな』


私は警備員からの注意を聞いてからトキワの森に入った
トキワの森は全体的に木々で木漏れ日が差し込んでいるとはいえ暗い雰囲気で迷子になりそうな雰囲気だった


貴「風が冷たくて気持ち良い♪」


疾『空気が澄んでるな。マイナスイオンって奴か?』


火『………だが、暗いな』


疾『早めに抜けた方が良いよな』


貴「こんな森の中だと迷子になりそう。とりあえず進んでみよ」


進んでいるとむしとり少年が勝負を仕掛けて来たり疾斗がキャタピーとビードルの糸に掛かったりドタバタな道中


疾『はぁ〜今日一日の運を使った気がする…』


火『………災難』


貴「あはは(^_^;)」


しばらく歩いていると左右に分かれ道があった


貴「どっちだろう?」


火『…………疾斗』


火焔は前を見据えたまま、疾斗の名前を呼ぶ


疾『なんだ?』


疾斗は火焔を見る


火『………どっちか選べ』


疾『俺がぁ⁉︎』


火『…………』


貴(まさか、今日災難の疾斗に選ばせて選んだ道とは逆の道を行くつもりなのね……)


疾斗はしばらくの間悩んで選んだ道は……


疾『左だ』


火『………右だな』


火焔はオウカの足元叩いて右の方を指差す


疾『なんでだよ⁉︎』


貴「あはは」


疾『道に迷ったら知らねえからな‼︎』


疾斗の発言が後のフラグになるとは、この時誰もが思わなかった
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