青の祓魔師
□おもひで
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そして皆は医務室でそれぞれ反省会みたいな事を行っていた
燐「まさか…抜き打ち試験だったなんてな… すっかり騙されたな‼︎」
志「…少しは可能性考えとくべきやったねぇ」
三「ああ〜。僕 大丈夫やろか…」
三輪は頭を抱えて泣きべそを書いていた
勝「なんや。そんなもん今考えてもしょーもないで」
三「坊や志摩さんはええですよ!…僕ときたらろくに腰立たんようになってたんですから…」
その様子を見て神木は声をかける
神「あんた達は大丈夫でしょ。…奥村先生は試験前…チームワークについて強く念を押してたわ。…つまり候補生に求められる素質はW実戦下での協調性W…!…それでいうとあたしは最低だけどね」
勝「お前はまだ全然マシやろ」
勝呂は離れた方で座っている山田、宝と私を見た
勝「あいつらなんか完全に野外決めこんどったんやぞ。なんか言うことないんかお前らえ⁉︎」
山田はゲームをカチコチしながら喋った
山「やった〜鱗竜の爪ゲットー改造♪改造♪」
宝「…チッ。うるせェガキ共が‼︎テメーらと話すことなんかありゃしねーんだよ!」
宝は左手にあるパペットが喋った
貴(私の場合はその場に居なかったからな)
桜花は無言を貫き通した
勝「……くぬ……‼︎」
勝呂は拳を握り締めて悔しそうな顔をする
燐「しゃべった!桜以外と喋った事ねぇから、あいつらずっと謎だったんだよな。腹話術ちょーうめーじゃん‼︎」
燐は驚いた様子で二人を見て宝の腹話術を絶賛していた
貴(まぁ、実際は腹話術でも無いんだけどね)
すると、皆の会話が聞こえてきたのか杜山さんが目を擦っていた
し「ん…」
燐「あ…やべ」
燐はバツそうな顔で杜山の様子を見る
燐「わり…起こしちった!」
し「ううん。もう大丈夫……だいぶ元気になったよー。みんな何のお話してるの…」
杜山は寝ぼけていてまだポッーとしていた
志「…試験のことについてな」
三「…一番の功労者は杜山さんやな」
勝「……」
勝呂は暫く何かを考える様にジィとしていた
勝「杜山さんがおらんかったらと思うとぞっとするわ。ほんまにありがとお」
勝呂は杜山にお礼を言って頭を下げた
し「え?そ…そんな…こちらこそ!」
杜山は慣れていないのか顔を赤くして慌てていた