青の祓魔師

□証明
1ページ/4ページ


椿先生は驚いた様子で霧隠を見ていた

椿「上級祓魔師…監察官…⁉︎」

霧隠はズボンのポケットから何かを取り出した

霧「あ〜あとコレ免許と階級証ね。あ〜ムレたムレた」

椿先生は免許と階級証を見た後自分も名前を名乗った

椿「ヤヤ…これは確かに私は中級祓魔師の椿 薫です」

霧「あーーいいよ堅っ苦しいの苦手だからさ。つーかアンタらも暑くないの?」

霧隠は手の平をぴらぴらさせていた

貴(………確かにアレは暑いな)

霧隠は燐の方を見て先生方に必要事項を言った

霧「とりあえずコイツを日本支部基地に連行する
あと支部長のメフィストと話したいから引きずってでも連れて来い
それ以外の訓練生はみんな寮に帰しちゃってー」

椿「はは!」

霧隠はくるっと後ろを振り返る

霧「オラ立て!お前にも話を聞くぞ」

燐「‼︎」

呆然と座り込んでいた燐を掴み小脇に抱える

燐「う?うも゛ぉおお‼︎」

杜「あ…あの!」

杜山は燐を連れて行こうとする霧隠を呼び止めた

杜「燐…ケガしてるんです…手当てしてからでも…」

霧「んー?ああ…」

杜山と霧隠が話している間に燐は逃げようと身振り手振りをしていた

霧「コイツはこのままでも平気だ。まだ乳臭いこはひっこんでな?」

霧隠はそう言って杜山の肩をぽんと叩いた
すると、何を考えているのか暫くの間ジィとしていた
入り口の広場に行くと候補生が全員待機していた

神「先生!」

雪「皆さん今日の任務はひとまず解散です。寮に戻って下さい…」

「⁉︎」

燐が霧隠に連れられているのを見て皆驚いていた

勝「どうしたんあいつ…」

志「なんあれ羨ましい!」

三「志摩さん」

志「あのお姉様誰⁉︎」

三「…下 男子の制服やから…多分いつもフード被ってた山田くんかな」

志「ええ〜⁉︎」

その間にも燐は霧隠から押さえ付けられて息が止まっていたらしく反抗していた
杜山と桜花は候補生達と合流した

勝「…つーか奥村何かやらかしたんか?」

神「あ!…あんた!何が一体どうなってるの?」

杜「…判らないけど……燐は何も悪くないよ」

候補生達も先生の指示に従ってそれぞれ帰路に戻り寮に戻って行った
桜花もフェレス邸に戻り制服の上から上着のコートを着け免許と階級証を付けた

貴「基地内には行かない方が良いよね。普通の姿で奥村燐と接触しているし」

すると、背後に気配を感じて蹴りを入れようとしたら空振りした

?「わーい。反応が早いですね」

貴「アマイモン」

桜花の背後に立っていたのはアマイモンだった
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ