青の祓魔師
□愉しいキャンプ
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正十字学園中層部
私立正十字学園高等学校
終業式が終わり他の皆よりも一足先にに正十字中腹駅に着いた時には雪男と霧隠いた
貴「奥村先生と霧隠先生こんにちは」
雪「こんにちは藍宮さん。今日もいつも通りに早く来てますね」
貴「私も強くて立派な祓魔師になりたいので皆よりも少しでも早くって気を張ってしまうんです(少しでも早く監視役から外れたいからね)」
雪「それは良い心がけですね。ですが、余り気を張らずに焦らずにゆっくり慣れれば良いですよ」
貴「はい。奥村先生ありがとうございます」
雪「いいえ」
霧「……」
雪男と桜花のやりとりを見ていた霧隠が桜花の方をジィーと見ていた
その視線に気が付いた雪男が霧隠に声をかける
雪「…?どうかしましたかシュラさん」
貴「……;;(まさか、変装バレた)」
桜花も霧隠の方を見て様子を探る
桜花は冷や汗が流れるのを感じながら雪男と霧隠の様子を見ている
霧「…いや、何でもない。多分、気の所為だ。気にするな」
霧隠は誤魔化す様にして雪男と桜花に笑う
雪「…はぁ?そんな事よりもそろそろ生徒の皆さん揃うと思いますのでよろしくお願いしますよ」
霧「分かってるって‼︎ちゃんと準備は済ませていんだからさ‼︎勿論、晩酌の方もな」
霧隠は最後に小さく呟く声とニヤついた顔をしたのを見て桜花は察した
貴(あぁ、アレは絶対に持ち込んで飲むね。雪男ドンマイ)
雪男には霧隠が何かが呟く声が聞こえなかったのか霧隠にたずねる
雪「シュラさん何か言いましたか?」
霧「いや、そんな事よりも全員来たぞ」
霧隠が言った通りに候補生の皆全員が来て揃った
雪「皆さん今日から楽しい夏休みですね!
──ですが候補生の皆さんはこれから"林間合宿"と称し…"学園森林区域"にて3日間実践訓練を行います
引率は僕 奥村と霧隠先生が担当します」
霧「にゃほう」
雪男の隣で霧隠は左手の握り拳をグーパーとした
雪「夏休み前半は主に塾や合宿を強化し本格的に実践任務に参加できるかどうか細かく皆さんをテストしていきます。この林間合宿もテストを兼ねていますので気を引き締めていきましょう」
候補生はそれぞれの返事をした
貴・神・勝・三・杜「「「「「はい」」」」」
奥「おしっ」
燐は返事をした時に刀が入っている刀袋をぱしっと叩いた
志「ほーい」
そして、候補生は準備されたそれぞれのリュックを背負って森林の中を歩く