1000人突破記念!

□クロ(サーヴァンプ)×マリーゴールド
2ページ/3ページ


「はーい。どちら様で…って、名無し⁉」

「御宅のバカ猫を返却しに参りました!」

真昼にクロを押し付ける。

「何したんだよ、クロ…」

「なんで俺が何かした前提で話を進めるんだ…?」

「と、とりあえずさ。名無しも疲れてるみたいだし、あがってけよ、な?」

遠慮したものの、真昼に言いくるめられて、結局、あがらせてもらうことに。

「悪い。今ソーダしかなくってさ。」

「おかまいなく。」

炭酸の刺激が喉を通る。
そのおかげか、少し落ち着いた。

「で?何があったんだよ。あ、クロはベランダにでも出てろよ。」

「なんで俺が…」

「この家にあるカップ麺とポテチ、全部処分するけどいいんだな?」

おずおず外に出て行ったクロ。

「実はさ…」

さっきあった事柄を全て話す。
クロにあんな態度をとって、後悔している事も。

「んー…シンプルに言ってさ、互いに謝れば済むんだろ?ついでに好きとか愛してるとか言っとけば上機嫌だぞ、アイツ。」

「な、んでそんなこと言わなきゃ…!」

「クロー。入っていいぞ。俺、買い物行ってくるな。」

「ちょっと、真昼!」

好きとか愛してるなんてそんな簡単に言えるか!
自然と頬が熱を帯びる。

「…」

真昼を止めようとしたが、その甲斐なく、玄関のドアが閉まる。
そんな私をクロが見つめていた。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ