1000人突破記念!
□クロ(サーヴァンプ)×マリーゴールド
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「はーい。どちら様で…って、名無し⁉」
「御宅のバカ猫を返却しに参りました!」
真昼にクロを押し付ける。
「何したんだよ、クロ…」
「なんで俺が何かした前提で話を進めるんだ…?」
「と、とりあえずさ。名無しも疲れてるみたいだし、あがってけよ、な?」
遠慮したものの、真昼に言いくるめられて、結局、あがらせてもらうことに。
「悪い。今ソーダしかなくってさ。」
「おかまいなく。」
炭酸の刺激が喉を通る。
そのおかげか、少し落ち着いた。
「で?何があったんだよ。あ、クロはベランダにでも出てろよ。」
「なんで俺が…」
「この家にあるカップ麺とポテチ、全部処分するけどいいんだな?」
おずおず外に出て行ったクロ。
「実はさ…」
さっきあった事柄を全て話す。
クロにあんな態度をとって、後悔している事も。
「んー…シンプルに言ってさ、互いに謝れば済むんだろ?ついでに好きとか愛してるとか言っとけば上機嫌だぞ、アイツ。」
「な、んでそんなこと言わなきゃ…!」
「クロー。入っていいぞ。俺、買い物行ってくるな。」
「ちょっと、真昼!」
好きとか愛してるなんてそんな簡単に言えるか!
自然と頬が熱を帯びる。
「…」
真昼を止めようとしたが、その甲斐なく、玄関のドアが閉まる。
そんな私をクロが見つめていた。