賢者の石
□第1章
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「……ん」
頬に冷たい感触がして、零は目を覚ました。
起きてあたりを見回すと、一面木で囲まれていた。
私、確か仕事終わって部屋で寝ていたはずだよね?
夜でしかも見知らぬ場所。夜という点は合っている。
という事は……。
「夢? でも何処かで見たことある様な……」
「貴様そこで何をしている」
声の方を見ると、そこに真っ黒なローブを纏っている人物がいた。
見間違いでなければ、あれは……。
「スネイプ先生?」
「貴様、我輩の名前まで知っているのか」
そう彼は、ハリー・ポッターの登場人物の1人、セブルス・スネイプ先生だ。
あれ、日本語通じてる?
「来い。校長の所へ行くぞ」
スネイプはさっさと背を向けて歩き去ってしまう。
零は、慌ててスネイプの後を追いかけた。