賢者の石
□第4章
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「これが入学に必要なリストじゃ」
「ありがとうございます!」
1週間が経ち、スネイプがダンブルドアにレイは警戒すべきで無い怪しい人物ではないと報告してくれた。
そう言った時のスネイプは、実に残念そうではあったが……。
そんなに私を学校から追い出したかったの、この人!?
何はともあれ、スネイプの思惑通りにならなくてよかったと思う。
スネイプに連れられてレイは今校長室で、入学に必要なリストを貰っていた。
「必要な物が揃う所までは、スネイプが付き添ってくれるぞ」
「えっ!?」
「ご冗談でしょ、校長」
驚くレイと、嫌そうに顔を顰めるスネイプ。
「我輩が行ったら、誰が薬品の……」
「それなら俺がやるぞ」
後ろに立っていたドリアンが、そう言った。
スネイプはチッと舌打ちする。
ダンブルドアは「左様か」と言って、ドリアンを怪しむことなく笑顔で了承した。