賢者の石

□第7章
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ドラコとパンジーのおかげで、レイは迷う事なく変身術の授業が行われる教室へと向かうことが出来た。


確か、ハリーとロンが遅れるんだったよね?


パンジーの隣に腰掛けながら、レイは思った。


ちなみにドラコは、レイとパンジーの前の席で、クラッブとゴイルに挟まれて座っている。


ゴイルとドラコの隙間からカオルの姿が見て取れた。


カオルはレイの方を凄い形相で睨んでいた。


その様子にレイは、はて? と首を傾げる。


「私、あの子に何かした?」

「貴女、本気で言ってるのそれ……」

「心当たり無いもん。メイニャは分かる?」


レイの手元にある、変身術の教科書をくんくん嗅いでいたメイニャに問い掛けると、知らないと言う様に「メヤ」と鳴いた。


パンジーの本気で呆れた様な表情を見て、更にレイは訳が分からなくなる。


と、遅れてハリーとロンが教室に入って来て、教員机の上で猫になっていたマクゴナガル先生が、見事な変身術を披露するのだった。
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