D. Gray-man ~願いの果てに~

□入団騒動とシンクロ率
1ページ/4ページ

リオウはディアナ元帥に言われ黒の教団へと向かっていた。リオウは教団に戻るのが非常に嫌だったため整った顔を顰めながら黒の教団前へと着くと、地下水路から行こうか迷っていた。今地下水路から行ったら不審者で捕まってしまうだろうと思い、結果目の前の断崖絶壁を登ろうとしていた。面倒臭いと思いながらも、崖を登り始めた。


崖を登りきると、見知らぬ少年とと見知らぬ青年がいた。見知らぬ青年が少年に攻撃しようとしてくるのを見たが興味ないとただ見ているだけ。だが暫くするとようやく青年がリオウに気づいた。


?「おい」

リオウ「何?」

?「お前はこいつの仲間か?」

そう聞かれて、やはり面倒そうに言い返す。

リオウ「違うけど、私たちはAKUMAではないわよ。私はディアナ師匠から彼はクロス師匠の紹介で来たの。紹介状が送られているはずよ。コムイって人に」

リオウが言うと、こちらを見ていた科学班一同は名前を呼ばれた人物を一斉に見た。

コムイ「そこの君!」
科学班「は はい?」
コムイ「ボクの机調べて!」
科学班「アレをっすか」

そう。コムイの机は書類が山積みな上に、おまけに蜘蛛の巣が張っている。あの中から紹介状を見つけるのは困難だろう。

リナリー「コムイ兄さん」
リーバー「コムイ室長……」

コムイ「ボクも手伝うよ」

リナリーとリーバーに言われやっと自分も探し始めた。5分ほどたち、ようやく紹介状が見つかった。

科学班「あった!ありましたぁ!!クロス元帥とディアナ元帥からの手紙です。」
コムイ「読んで!」

-コムイへ近々アレンというガキをそっちへ送るのでよろしくなByクロス-

-コムイさんへ近々私の可愛い弟子のリオウという女の子を送ります。ディアナより。
Ps.リオウに傷を付ければどうなるかわかってますよね?

コムイ:リーバー班長神田くんを早く止めて!ボク殺されたくないよ!

リーバー「たまには机整理してくださいよ!!神田攻撃を止めろ!」

リーバーが止めるも神田はイノセンスを下ろさない。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ