オリ小説

□snowarcade
1ページ/1ページ

worldofMysteryの続き

✡snowarcade

何…この手紙。
最後に書かれた
「すべてを捨てる覚悟があるならば」
この言葉が私はずっと引っかかったまま、
土曜日を過ごし、日曜の夜になった。
あれから、ずっと行くか行かないかを
悩んでいた。
カードに書かれた場所は、
聞いたこともないところだったが、
家から五分もかからない場所だった。
「行ってみるだけ行こうかな…」
そして私は荷物を用意し、しばしの睡眠を
摂った。

そして、2時に目覚ましの音で起きた私。
いつもなら、聞き逃す音を今日ばかりは
聞き逃さず、しっかり耳が音を捉える。
「よし、あと一時間後か…」
少し休むと、私は玄関へと足を進めた。

五分もかからないうちに、私はその場所へたどり着く。
「はい?何ここ……」
部屋の中にただ一つ扉があるだけの空間。
まるで、ホラゲーのようだ。
「この扉の奥が異世界って言いたいのかな。」
意思を固め、扉を開ける…
だが、ただ扉の向こうの壁が見えるのみ
「何だ、ただのイタズラが…」
ただ、手紙には丑三つ時にと書かれていたことを思い出す。丑三つ時に開けると、何が
変わるのか…
そして、その時はやってくる。
「よし…」
私は、その扉を開く。

「何…ここ」
その場所はまるで異世界。
モンスターと人々が共存する世界。
そこは、worldofMysteryに登場する首都。
『snowarcade』だった。

    続く…

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ