短編

□過去拍手お礼文
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「ふぁ!よく寝た。」
「お早うさん。」
「!?」

え?え!?す、スコッチ!?なんで!?起きたら目の前にスコッチがいるんだけど!?あれ?ここはどこ!?ワタシハダレー!?

「とりあえず落ち着いてくれないか?」
「あ、はい。」
「お嬢さんはここが何処かわかるか?」
「検討もつかな………ぃです。」
「驚くほど嘘が下手だな。」
「いや、わからないんですけど、このシチュエーションには覚えがあります。」
「2度目、と言うことか?」

いや、もう数え切れないほど、なんて言えない。

「ならここはプロに任せるか。」
「え?プロ?」
「お嬢さんはこの空間に閉じ込められて無事に脱出したことがあるんだよな?」

あ、あるけど。プロではない。

「と、とりあえず、お題を探さなきゃ。」
「お題?」
「はい。手紙とか、指示書みたいのがどこかにあるはずなんですけど。あ、あった!」

なになに?【イケメンになるまで出られない部屋】……は?え?何言ってんの!?スコッチはこのままでもイケメンでしょう!?これ以上イケメンにしてどうするの!?グッズが増えるの!?よし!協力しようじゃないか!!

「イケメン…こりゃ難題だな。お嬢さんをイケメンにした方が早そうだ。」
「いやいやいやいや!私じゃ意味ないんです!!世の中のスコッチファンのためにイケメンになってください!!」
「………よくわからんが、そう言うことなら仕方ないか。」

よし!スコッチをイケメンにしようじゃないか!!

………どうしよう、既にイけてるメンズをさらにイけてるメンズにするのって超難しい。

うーん。なんかアイテムとかあれば良いのに。帽子とかアクセとか。なんもないのかよ!!なら、仕方ない。

「ちょっと相談があります。」
「ん?なんだ?」
「脱いでもらえますか?」
「は?」
「もう、こうなったらその肉体美と笑顔でファンの心を鷲掴みにしましょう!!」
「は?え?ちょっと待って?それ、イケメンに関係あるか?」
「あります!むしろ何も纏ってない方がイケメンです!」
「…それはちょっと。」
「チッ、仕方ないか。じゃとりあえず上半身脱いでください!」
「……はー。プロの言うことを聞くしかないんだよな。」

スコッチさんがパーカーのファスナーを降ろしましたよ!!ガン見させていただきます!心のメモリーに保存させていただきます!!いやむしろ、スコッチのパーカーになりたい!!

ピピッ

「お?扉が開いた。俺、イケメンになれたのか?」

スコッチは初めからイケメンです!!モデルポーズとってもらっても扉が開いたと思います!!でも、スコッチの肉・体・美!!ご馳走様でしたー!!
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