マーブル《シーズン3》

□今日ってデートだったっけ?
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会場は警察関係者だらけだった。なにこれ、本当に結婚祝いなの?



「なまえさん!すごく綺麗!」
「ありがとう。ちょっと背伸びしすぎたんじゃないかって心配だったんだけど。大丈夫かな?」
「そんなことないです!とても良く似合ってます!ね?コナン君!」
「うん。なまえおねーさんとっても綺麗だよ!」
「その衣装って安室さんが選んだんですか?」
「園子ちゃん?違うよ!私が自分で選んだよ?」
「なーんだつまんないの!」
「ちょっと園子?」
「だって男が女に服を選ぶっていったら、そういう意味でしょう?テッキリ脱がせやすい衣装を選んだんじゃないかって思ったのに。」



あははー。園子ちゃん。この衣装、そんなに単純じゃないぞ?着るとき結構気を使って大変だったんだよ。



蘭ちゃんと園子ちゃんとコナン君で話をしている間、安室さんは毛利探偵のところに行ってしまった。私も挨拶した方がいいかな。飛び入り参加だし。



「あら?なまえさん?」
「佐藤刑事!」
「お祝いの席なのに警察官だらけで息苦しいでしょ?」
「そんなこと。」
「まぁ、来たからには美味しい料理でも食べて楽しまなきゃね!」



ポジティブな佐藤刑事はニコニコしながら料理を選びに行くのでついて行った。



「でも、警察官ばかり狙った事件なんですよね?佐藤刑事は大丈夫なんですか?」
「大丈夫よ!私結構頑丈だから!」



左利き、左胸、警察官………。うーん。もうちょっとで思い出せそうなんだけどな。もう喉まで来てるのに。吐き出せないモヤモヤが気持ち悪い。



「ちょっとお手洗い行って来ます。」
「なまえさん。顔色悪いですよ?私も行きます!」



蘭ちゃんとお手洗いナウ。



流れる水を見ながら思い出そうとするけど、なんだっけ?本当にここまで出かかってるのに。



「大丈夫ですか?少し休みますか?」



蘭ちゃんが手を洗いながら声をかけてくれるけだ、今は待ってくれ。



「なまえさん?大丈夫?顔色悪いわよ?」



佐藤刑事が化粧室に入ってきた。手洗い場前で遭遇して声かけられた瞬間、停電した。………あ!
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