マーブル《シーズン3》

□御愁傷様です
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千葉刑事にトロピカルランドに送ってもらった。もちろんその後も護衛してもらっている。



何とかあの場所まで犯人をおびき寄せなきゃ行けない。私、頑張れ!



気合を入れて入場ゲートに並んでいたら、思わぬアクシデントご起きた。



「あれ?なまえおねーさんだ!」
「お一人ですか?安室さんは?」
「記憶戻ったのかよ?」
「犯人に狙われたって聞いたわよ?こんなところで一人なんて危機感足りないんじゃない?」
「これこれみんな。なまえさんにも何か訳があるんじゃよ。それにちゃんと刑事さんがついとるみたいじゃしな。」



上から、歩美ちゃん、光彦君、元太君、哀ちゃん、阿笠博士。どうしてみんなここにいるんだろう?



「えと、こんにちは?まだ記憶は戻ってないんだけど、ここにくれば何か思い出すかもと思って来て見たの。みんなは?」
「博士が知り合いの人からここのチケットもらったから、みんなで遊びに来たの!」
「この前乗れなかった乗り物を中心に乗ろうと思って計画立てたんです!」
「俺は何回でもジェットコースターに乗りてぇんだけどよ。」
「なまえさんはトロピカルランドに何か強い想いでもあったのかしら?」



哀ちゃんの疑問に私は用意しておいた回答をする。



「自分の家に写真があったの。結構最近のものみたいだったから、もしかしたら、何か思い出すかもしれないと思って。記憶って辛いものより楽しかったことの方が思い出しやすいかなって。」
「なるほどね。」
「じゃ!歩達もなまえおねーさんの記憶が戻るお手伝いするよ!」
「そうですね!大勢で楽しんだ方が記憶も戻るかもしれませんし!」
「ねろ、絶対にジェットコースターに乗らなきゃな!あれ乗ったら一発で思い出すかもしれねーぜ!」
「え?え?」
「「「名付けて!なまえおねーさんの記憶を取り戻す大作戦!!」」」



いや、待って?気持ちは嬉しいけど、巻き込みたくない。



「あ、そ、そういえば、コナン君はどうしたの?一緒じゃないの?」
「コナン君は一人で事件の捜査してて仲間に入れてくれないの!」
「だから、僕たちがおねーさんの記憶を取り戻して、先に犯人を捕まえるんです!」
「コナンのやつ悔しがるだろーな!」




そこか!?そこなのか!?私のためではなく、名付けて、【コナン君をギャフンと言わせたい】作戦なのね!?
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