祝!50万人突破記念!!

□地獄の日々
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ああ、今日も松田さんはカッコいい。

由美と苗子から松田さんと会話禁止令がかかり地獄の日々が始まると思っていたが、曲がり角からこっそりと松田さん眺める日々が始まった。これはこれで松田さんのカッコ良さが堪能できると、新たな発見して毎日が充実してる。
あっ!!あいつは!!

私の天敵、萩原さんが松田さんの首に腕を回している!なんて羨ましい!私だって松田さんに抱きつきたい!!

萩原さんなんか楽しそうに話しかけてるし!!松田さんは艶かしい吐息を吐き出していらっしゃる!?あああ!萩原さん!そこ代わって!!じゃなくて、なにしてるのぉ!?

「おい、ストーカーが犯罪なのは知っているか?」
「ふぇ?ま、まま、まつ、松田しゃん!?」

萩原さんに嫉妬していたら、松田さんが目の前にいらっしゃいました。え?なにこれ!?珍百景!?いえ絶景です!!目の前が松田さん一色なんて……日本百景のトップスリーに入ります!むしろナンバーワンです!!

「聞いてるのか?」
「ひゃ!き、きき、聞いてます!松田さんの声を堪能しております!」

あわあわしながら松田さんと久しぶりに会話した。由美たちから会話禁止されてたけど、松田さんから声かけてきてくれたんだからこれは不可抗力です!

なんて、思ってみたが、久しぶりの松田さんとの会話に頭が真っ白です。松田さんは何やらため息をついていますが……あの、今しがた吐き出した吐息を吸ってもいいですか?

「たくっ、最近話しかけてこねぇなって思ってたらこそこそとストーカー始めやがって。どっちにしろ鬱陶しいなら、今まで通り話しかけてこい。ちゃんと聞いてやるから。」

な、なな、なんと!?私が話しかけてこないのを気にかけてくれていたんですか!?寂しかったって事ですか!?私を好きだと言う事ですか!?

「違うからな?」

ううん?今なんか聞こえたような?気のせいか??

「松田さん!大好きです!!」
「おー。知ってる。」

そう言って私の頭をナデナデしてくれる。ああ、やっぱり松田さんはカッコいい!!
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