祝!50万人突破記念!!

□ラブレター
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私っていつから昴さんと付き合ってたっけ?

なんてこの場でトボけられるものならしたかった。そもそもそんな強心臓持ってたら巻き込まれることもなかったんだよ。だから、私の答えは一つです。

「はい。……(嘘です)」

私にラブレターを出した彼も読心術が使えたら良かったのに。心の声は昴さんにしか届かなかったようだ。だから、片目開眼してこっち見ないで!コーワーイー!!

「そっか、なら仕方ないか。」

できればそこで諦めて欲しくなかった!!私が好きならこの男から奪うくらいの甲斐性見せなさいよ!!……なんて、女王様発言はできません。心の中では叫ぶけど。

「悪かったな。でも、はっきり言ってくれて良かった。幸せになれよ!」

彼はそう行って走り去ってしまった。……ああ、私明日から友達に昴さんのこと質問責めにされるんだろうな。グッバイ私の幸せ。

「さて、用事も終わりましたし帰りましょうか。」

その帰り先は私の自宅でしょうか?まさかとは思うけど、工藤邸じゃないよね?私のHPはもう0なので自宅に帰りたいです。

「ええ、わかってますよ。でも、夕飯作りすぎたので食べていって下さい。」

わかってもらえても自宅には帰れないのか!?最早、帰す気もないのか!?それを世間一般では軟禁と言います!!おまわりさーん!!!タスケテー!!!

「安心してください。……国に帰れば俺もお巡りさんだ。」

ちょっ!!!変声期切らないで!!どこでも自在に赤井さんが出てくると困る!!私の心の準備をする時間をください!!!

「では、心の準備が整う間に作りすぎたカレーを温める事にします。」

……昴さんの車は工藤邸直通便しかないようです。
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