祝!50万人突破記念!!

□家族旅行(仮)
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拝啓
雨に萌ゆる緑が風情を漂わせる季節。
鈴木園子様にはお健やかにご活躍のこととお喜び申し上げます。
さて、この度はミスコンの優勝祝いに旅行の計画を立てて頂きありがとうございます。現地でのサプライズにも大変驚かせていただきました。
旅行の感想と名物のお土産を買って参りますので、ポアロで女子会を開催しましょう。
その日を楽しみにしています。
敬具

何が言いたいかって?園子ちゃんプレゼンツ『ドッキリ温泉旅行』が、本気で心臓止まりそうだってことだよ!!

「そんなところで何してるんですか?」
「このピンチをどう乗り切ろうか考えてました!」
「ピンチはチャンスって言うじゃないですか。何事も逆転の発想で考えると良い案が浮かびます。例えば、僕と同室になったことで、僕のことを好きになる。とか。」

それは安室さんの妄想です!!

「ねぇ、僕のこと見えてる?同室なの僕もだよ?なんで僕まで……?」
「毛利先生が仕事で深夜の尾行があるからコナン君を任されたんだよ。」
「うん。知ってる。そこは知ってる。蘭ねぇちゃんも学校に泊まってていないから、僕をおじさんの弟子である安室さんに頼んだんだよね?」
「それで、どうせなら名前も入れて家族ごっこでもしたら、名前もその気になってくれるんじゃないかなって思って、園子さんに相談したら……。」
「家族旅行をプレゼントしてくれたって事ですか……。」
「はい!」

いや、『はい!』じゃないよ!?なんで私を巻き込んだ!?いや、なんでコナン君を巻き込んだ!?これから事件が起きるのかい!?殺人だけは勘弁してください!!

『キャァァアアア!!』
「「!?」」

ほらぁ。探偵たちは私をおいて悲鳴の方へ行っちゃうでしょう?私<悲鳴の時点でこの旅行計画は失敗だと思います。
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