10万人突破記念

□キスマーク
2ページ/2ページ

「んっんっ」
「っ!」
「!!」



なんか、今、いい感じじゃなかった!?ここ?こっち?



「今日はやけに積極的だな。」
「ダメ?」



ちょっと休憩。手でゆるゆると上下に撫でながらチュッチュとキスを繰り返す。秀一さんは私の頭を撫でながら目を細めている。



「攻守交代、だな。」
「だめー!まだ交代しません!」



口でイかせるのは諦めた。でもまだ、攻守交代はしない!



ゆっくりと秀一さんの上に乗り、秀一さんを押し倒した。もちろん力で叶うわけないから、秀一さんが自分から後ろに倒れてくれただけだけど。



今日は私のシたいようにさせてくれるらしい。なんの抵抗もなくキスを受け入れてくれた。



「んっ、ぁ、」



あれ?おかしいな。私がアンアン言ってるぞ?ただのキスに気持ちよくなってる場合じゃなかった。



ディープなキスをやめて、秀一さんの首筋にキスをする。チゥっと吸い付いた、が。



「あれ?」



キスマークが付かない?吸い付きが足りなかった?もう少し皮膚の柔らかい場所に、もう一度吸い付く。…あれれ〜おかしいぞ〜。なんで付かないんだろう。



むぅ。今度はデコルテだ!胸に!腕に!お腹に!



「はぁはぁ。なんで付かないの?」
「体質もあるんだろうな。」



チュウチュウと秀一さんの身体中を吸いまくったけど、一個も付かなかった。悔しいので、噛み付いてやった。



「っ!…おい。」
「ンフフ。今日のところはこれくらいで勘弁してやろう!」



秀一さんの上から退くと、クルンと上下が反対になった。あれ?



「今度は俺がなまえを美味しくいただいてやろう。」
「!!」
「散々焦らされたんだ、覚悟はできているな?」



焦らしたつもりはありませんが!?むしろ早く引き金引いてと願っていましたが!?



この日、私は地獄を見た。鬼畜ドS絶倫を煽ってはいけないと、身を以て教訓いたしました。
次の章へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ