祝!50万人突破記念!!
□揶揄い方
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松田陣平は私の頬をスルリと撫でると、顎を掴んで上を向かせて、顔が近づいてきて、キスされた。
……!?
え?い、今、何してんの?え?なんで?驚きすぎて口の中の飴飲み込みそうなんでけど?
「んんっ!?」
数秒遅れて抵抗しようとしたら、グイッと腰を引き寄せられて後頭部までがっちり押さえられました。……本当に、なに!?
気がついたら口の中の飴がなくなっていた。え?私本当に飲み込んだ?記憶ないんですが??
飴がなくなってようやく唇解放された。放心状態の私に松田陣平はペロリと自分の唇を舐めて一言。「ご馳走さん。」と言った。
その意味を理解した時、顔から湯気が出るんじゃないかと思うくらい熱くなった。
「か、揶揄い方にも限度があります。」
「……わりと、本気なんだがな。」
「え?」
「好きでもない女に、こんな事しねぇよ。」
耳まで赤くした私を満足そうに見下ろすこの男が、私はやっぱり、苦手だ。
おまけ
「私のファーストキス、餃子臭のミント味でした。」
「それは、セカンドキスのおねだりか?」
「ち、違います!!」