祝!50万人突破記念!!

□ラブレター
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さてどうするか?

「あれ?名前?どうしたの?帰ったんじゃ……!?」

あ、昴さん見て固まった。ストライクゾーンなんですね?わかります。その気持ちわかります。あなたの心の中は今、『イケメン来たー!』と叫んでいるんでしょう?うん。でもね?この顔、作り物だから。本物は…………もっとカッコいいから。寿命縮むよ?覚悟してね?

「名前の友達ですか?」
「は!はい!」
「この手紙の主を探しているんですが、どなたかわかりますか?」
「え?手紙?…あぁ、彼なら今ちょうど休憩中みたいなんで呼んできましょうか?」
「ええ、お願いします。」

はぁ!?ちょっ!?待て待て待て!!何でここに呼びつける必要がある!?私はまだ心の準備ができてないんだけど!?返事だってまだ………あ、ごめんなさい。お断り一択ですよね?どんな方が来ても断れと言うんですね?心の準備が必要なのは私じゃない。むしろ彼の方だったのね?

「俺に何か用っスか?……あ、え?名前?何で?え?」

あー。えっと、ごめんなさい。私今からあなたのこと振ります。こんな私を好きになってくれてありがとうござ……

「名前を呼び捨てにする程、仲が良いんですか?」
「え?あ、いや、言葉を交わすのは2度目だけど。」
「なら、今すぐやめていただきたい。」

あのー。何で昴さんが話してるのかな?お断りするのは私だよね?

「あんたこそ、名前のなんですか?お兄さん、にしては似てないようですが?」
「ええ、兄ではありませんから。」
「じゃぁ、何なんだよ!」
「恋人です、!」
「「……はぁ!?」」

ちょっ、何言ってるの!?私と彼、見事にシンクロしちゃったよ!?って言うか、いつから私と昴さんは付き合ってるの!?

「なので、名前のことは諦めてください。」
「は?何言ってるんだよ!名前は彼氏はいないって!」
「ええ、付き合いだしたのはつい最近ですから。」
「な!?名前本当なのか!?こいつの虚言じゃないのか!?」

……私が聞きたい。
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