祝!100万人突破記念!!

□もしかして、私たち……
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コナン君と入れ替わって1分としないうちに昴さんのご来店。ナニコレ、面白い。

見た目がコナン、中身は名前の私が実況させていただきます!

昴さんはポアロに来店するやいなや、私(中身コナン君)を見つけ隣を陣取りました。見た目がコナンの私は昴さんの斜め前に座ってます。ナニコレ、ほんと面白い。

「名前は何を注文したんですか?」
「えっ!?あー、コーヒー……じゃなくてカフェオレです。」

ギリギリセーフだよ!!私がいつも注文してるのはカフェオレですよ!!間違えないでね!!昴さん鋭いからね!!入れ替わってることに勘付かれちゃうよ!!……あれ?なんでみんなに内緒にする必要があるんだろう?ま、いっか!

「お待たせしました。はい、コナン君はアイスコーヒーだったよね?」
「う、うん。」

おぅ、そうだよ。見た目がコナンの私にはアイスコーヒーが届いたよ。ねぇ、コナンくん?君、子供らしくジュースとかにしなよ!私アイスコーヒー飲めないよ?ガムシロとミルクないと飲めないよ?

コナン君はいつもブラックで飲んでるから……ダメだよね?今日はガムシロの気分って言って使っちゃダメ?あ、はい。ダメだよね。昴さんがいるんだもんね。軽率な行動は控えるべきだよね。

仕方ない。女は度胸だ!今は男の子だけどね!見た目がコナン君なんだから、味覚もコナン君になってるはず!!いざ、勝負だ!!

ズズー……うぇぇえ。

苦い。ただただ苦い。見た目が私中身がコナン君を見れば、甘いカフェオレを飲んで私と同じような顔してた。え?カフェオレ苦くないよ??コナンくん味覚大丈夫!?

一口飲んで諦めた私は、見た目が私中身がコナン君の観察を続けることにした。

「そう言えば、先日お借りした本なんですが、読み終わりましたよ。」
「え、あ、はい。」

中身コナンくんの私はなんのことかわからず相槌がしどろもどろだけど……え?あの本もう読み終わったの!?で?で?感想は!?

「なかなか興味深い本でした。相棒のトカゲ君が物語中盤で死んでしまうのも良い意味で裏切られた感がありますし、何より、プロローグの1ページ目に答えといっても過言ではない伏線が仕掛けられているのが面白かったです。」
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